ノミの予防はいつまで?

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ノミの予防はいつまで?

暑い日が続いていますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

先日、SFTS(重症熱性血小板減少症候群)の話でマダニについて触れましたが、この時期に忘れてはいけないのが、ノミの予防です。

ノミが運ぶ病気

「ノミって、かゆいだけじゃないの?」と思う方も多いかもしれません。
でも実は、犬や猫だけでなく、人にも病気を運んでくることがあります。

たとえば――

ヘモプラズマ症(猫)
血液に寄生するマイコプラズマが原因。猫では貧血や発熱を起こすことがあります。

猫ひっかき病(人・犬)
バルトネラという細菌が原因。人では発熱やリンパ節の腫れ、犬ではまれに心臓の感染が見られます。

瓜実条虫症(犬・猫・人)
ノミを飲み込んで感染する消化管寄生虫。下痢や肛門の違和感の原因になります。

猫ノミチフス(人)
リケッチアという細菌が原因。人では発熱・頭痛・発疹を起こしますが、犬や猫はほとんど症状が出ません。

ノミアレルギー性皮膚炎(犬・猫)
ノミの唾液が原因で、少ない寄生でも強いかゆみや皮膚炎が出ます。

どれも、予防していれば防げる病気です。

予防はいつからいつまで?

ノミは気温25〜30℃、湿度70〜85%の環境で特に元気ですが、実際には13〜35℃くらいの温度でも生き延びられます。
卵や蛹(さなぎ)の状態なら数か月も休眠して冬を越すことができます。

昔は犬も猫も外で暮らすことが多く、冬は寒さで活動が落ちていました。
でも今は暖房の効いた室内で一年中快適に過ごしている子が多いので、冬でも活動できてしまいます。
お散歩や人の衣服・靴を通して持ち込まれるケースもよくあります。

どうして通年予防がいいの?

冬はノミやマダニが「死んでいる」のではなく、「動きが鈍くなっているだけ」です。
一度家の中に入ってしまえば、暖かい室内でまた元気に動き出します。

「寒いから大丈夫」と油断しているうちに繁殖してしまい、春には一気に増えてしまう…そんな例を何度も見てきました。
だからこそ、季節に関係なく予防を続けておくことが安心につながります。

おわりに

ノミやマダニは、きちんと予防していれば防げる寄生虫です。
愛犬・愛猫がかゆみや病気でつらい思いをしないように、そしてご家族の健康を守るためにも、ぜひ一年を通して予防を続けてあげてください。

「うちは室内飼いだから…」というお宅でも、実際には寄生例は珍しくありません。
安心して過ごせる環境を、一緒に守っていきましょう。

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